クラフトイベントを探していて私の目に留まったのが「第22回 しまねクラフトフェアin原鹿の旧豪農屋敷」。
当初は3日間の見どころを、案内記事としてまとめただけでした。

ただ、やっぱりどうしても気になって。実際にイベントに行ってきました!
会場には20数ブースの手仕事と10数ブースの美味しいフードが終結。ものづくりを愛する人たちで大賑わいでした。
今回は、そんな熱気あふれるイベント会場の様子をレポートします。
【訪問記】歴史あるお屋敷にぎゅっと詰まった熱気!現地レポート


趣のある古いお屋敷の会場に足を踏み入れると、すれ違うのもやっとというほどの心地よい賑わい。
決して広い会場ではありません。でもそのぶん「作家さんと作品の距離が驚くほど近い」という、アットホームで濃密な空間が広がっていました。



会場には魅力的な作家さんがたくさんいらっしゃいました。
なかでも気になってお話を聞くことができた3人の作家さんをご紹介します。
思わずニヤッとしてしまう”悪猫”を描く陶芸家「一花」さん
まず目を引いたのが、半磁器のような独特の風合いを持つ土で作られた猫の置物シリーズ。 その名も「悪猫(わるねこ)」です。


目を細めてこっちをちょっと睨みつけているような、なんとも言えない絶妙な表情。
一見すると愛嬌たっぷりとはいえない(ゴメンなさい!)のに、じっと見るとなぜか引き込まれる。
ヘタをするとネガティブな印象をもたれかねません。



それなのにうまくかわいらしさに変貌させています。
持ちかねないのに、うまくかわいらしさに変貌させています。
ネーミングのセンスも含めて一瞬で惹きつけられました。
木の塊から命を吹き込むアクセサリー作家「工房とんぼ」さん
続いては様々な木材を削り出してブローチやペンダントを作られている超絶技巧の作家さん。
驚いたのは、その圧倒的な繊細さ。


元の「木の塊」から一本一本削り出されたという細かい模様やなめらかなフォルムは、息をのむほどの美しさ。



当然、木の種類によっては硬さも違うハズよね。
なのに異なる木目や色合いを活かしながら、丁寧に手仕事で仕上げられています。
作家さんの職人魂のようなものがひしひしと伝わってきました。
独特の感性が光るイラストレーター「たまちゃんアートファーム」さん
独特の感性で描かれた柄が圧倒的な存在感を放っていたイラストレーターさん。


お話を伺うと、小さい頃から植物や昆虫に強い興味があり、それらがモチーフの源泉になっているのだそう。
「ペンを持って描こうとすると、勝手に指が動いて絵が描ける!」
そのエピソードには本当に驚かされました。



まさに天性の才能だよね。
どのイベントでも”ライブペイント”をされるというのも納得です。その自由な表現力にすっかり魅了されてしまいました。
舞台は歴史ある佇まいとその周辺


今回のイベント会場は出雲の歴史と風土を感じられる特別なロケーションです。
江戸時代の面影を残す原鹿の旧豪農屋敷
※出典:島根県観光振興課公式チャンネル
第22回しまねクラフトフェアの会場となるのが「原鹿の旧豪農屋敷です。
この屋敷は島根県指定有形文化財にも選ばれていて、江戸時代の豪農の暮らしを今に伝える貴重な建築物。重厚な門構えや手入れの行き届いた庭園などが広がっています。



まさに歴史の重みを感じる空間そのものね。
そんな趣きあふれる空間を彩るのは、現代の作家さんたちが生み出した新しい作品。新旧の手仕事が交差してどのように響き合うのか楽しみです。
目に飛び込んでくる築地松


会場の周辺の出雲平野で目に飛び込んでくるのが高い松の生垣。築地松とよばれるもので、屋敷を囲むように北側と西側に植えられています。
日本海からの強い冬の季節風や積雪から家屋を守るために発達しました。



地理好きとしてはとても興味をそそられるね。
地理に詳しくなくてもその独特な景観には目を奪われるはず。屋敷の歴史とともに、この土地が守ってきた風景もぜひ一緒に楽しんでみてください。
厳選クラフト作品と充実の地元グルメ


しまねクラフトフェアの魅力はそのちょうどよい規模感にあります。
充実のアクセサリーブース
大規模なイベントももちろん楽しいですが、一つひとつの作品とじっくり向き合えるこのサイズ感もまた捨てがたいものです。
だからこそ、作家さんとじっくりお話ししたい方にはぴったり。
今回のクラフト作家の出展は23ブース。中でも目を見張るのがアクセサリーブースの充実ぶりです。



実際に屋敷の中に並んだ作品たちは、期待通りのきらめきを放っていました 。
通路が狭く混雑していたためすべてのブースをじっくり回ることは難しかったです。
でも職人技が光る作品に触れることができました。
お腹も満たされるフードエリア
さらに驚いたのが、23のクラフト作家ブースに対して、飲食が10ブースも用意されていること。
「食」の割合が非常に高く、こだわりの美味しいものが味わえるのも大きな魅力。もはや、どっちがメインか分からないくらいの充実っぶりでした。



始まってからすぐ行列ができたブースもあったほど。
クラフトを楽しみ、お腹が空いたら地元の味に癒される。来場者の皆さんはそんな贅沢な休日が過ごせたことでしょう。
(参考)第22回しまねクラフトフェアの会場アクセス・規模感


歴史ある屋敷の雰囲気を楽しみながら、お気に入りのアクセサリーや美味しいものに出会えた3日間。
- 日程:2026年5月22日(金)〜 5月24日(日)
- 時間:10:00 ~ 16:00(最終日は15:00まで)
- 会場:島根県出雲市斐川町 原鹿の旧豪農屋敷
- 出展規模:クラフト作家23ブース/飲食10ブース
- 詳細情報:クラフト展実行員会事務局
当日は屋敷前の駐車場と他にも臨時駐車場が用意。ただ駐車場はさほど広くはなかったので、すぐ満車になっていました。
もうひとつ気をつけたいのは脱いだ靴の扱い。靴を手に持ったまま見て歩くのは本当に回りづらかった。(ただビニール袋は用意されていましたが。)



大きめのバッグを用意しておけばよかったなと反省。
いずれにしても、島根の初夏を温もりを感じられる作品とともに楽しめたのはすごくよかったですね。
充実した1日となりました。





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